2018年7月17日に日本とEUとの間のEPA(経済連携協定)が発効した。これを機会に関税が下がり欧州農産品の輸入が拡大している。ワインやチーズ等はその筆頭だが、オリーブオイルもその一つだ。オリーブは日本の気候風土が生育にあわず、日本の農産物の主力に育たなかった。ところが、前世紀末ごろから生活習慣病や心血管疾患等に地中海食が抑制効果が実証されはじめ、地中海食の中心をなすオリーブオイルが注目され、今や食材の中枢品にまで成長している。
国内オリ-ブオイルは小豆島の農家の努力で育成、生産されてきた。今や海外から爆発的に供給され始めている。健康には良いし、ちょっと美味しいとの口コミも広がっている。オリーブオイルと野菜について情報を収集し、紹介していきます。
植物油の概要
以下に食用油についての一般的な説明で関心引いた項目を箇条書きしてみると、
◇ エネルギー源の飽和脂肪酸はバターなど乳製品やココナッツオイルに多く含まれるが、過剰摂取で悪玉コレステロールが増えるとの説がある。
◇ オメガ3脂肪酸はえごま油やアマニ油に加え、魚のDHAやEPAに含まれるアルファリノレン酸であるが、人間は作れないので必須脂肪酸と言われており、血中脂肪低減や血栓予防に有効と言われてます。
◇ オメガ6脂肪酸も必須脂肪酸で大豆、とうもろこし、ひまわりの種に含まれるリノール酸で、サラダ油に使われる。中性脂肪削減に良いようだが、過剰摂取は動脈硬化に悪いとも言われる。
◇ オメガ9脂肪酸がオリーブオイルや菜種油のオレイン酸が相当し、酸化しにくく加熱で性質が変わりにくい特徴がある。悪玉コレステロールを減らすと言われるが、体内で合成できるので過剰摂取は良くないと思われる。
オリーブオイルの特徴とっその商品
オリーブオイルは地中海の特産でスペインが最大の産地、ついでイタリー、ギリシャが三大供給地。オリーブオイルは常温で絞られるので、ワインなどと共に「生の果汁」と自画自賛されている。菜種油、パーム油、大豆油等の抽出には加熱と溶剤の混合の除去工程があるのと対し、オリーブオイルの自然性が消費者を引き付けているようです。
日本ではオリーブオイルの品質規格整備が不十分で、市場に出回っている製品は国際オリーブ協会(IOC)が定めた等級に準拠している。即ち品質上級品から、「エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル(酸度<0.8%)」「ヴァージン・オリーブオイル(酸度<2.0%)」「オーデイナリー・ヴァージン・オリーブオイル(酸度<3.3%)」その他に「ピュアー・オリーブオイル(酸度<1.0%)」があるが、精製オリーブオイルとヴァージン・オリーブオイルをブレンドしたものだそうです。直接口にするのは「エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル」に限定されます。
なおオリーブオイルは紫外線で劣化するので、容器は紫外線防止措置が必要です。蛍光灯に紫外線がありますから油断はいけません。
以下はアマゾンのサイトから拾った売れ筋の欧州産のエキストラバージンオリーブオイルです。円安や天候不順で価格が高騰してますが、賞味したいものが多いです。
食卓へのお勧めは
オリーブオイルの生産量とコストでは欧州の三強、スペイン、イタリア、ギリシャには太刀打ちできないかもしれないが、日本人の体質・味覚・味付け等々をじっくり観察しながら国産オリーブを育ててきた小豆島に敬意を表したい。 その中心は井上誠耕園です。沢山の農家がありますが、高級エキストラバージンオリーブオイルを一回はトライしてください。画像をクリックすればHPに入れます。間違いのない味をお楽しみください。
オリーブオイルベースのレシピ
楽天サイトに料理レシピのサイトがあります。検索するとオリーブオイルを活かしたものも少なくないので、じっくりみてください。配送もしっかりしてますので、活かせると思いますよ!オリーブオイルと牛や豚のすき焼きは相性が良いですね!讃岐がこの組み合わせを売り出し中です。以下の画像をクリックして詳細内容の説明を受けてください。最新冷凍技術を使ってま の で、保存で味が変わることはありません。
アマゾンで手に入るオリーブオイルすき焼き https://amzn.to/4c0RR6 もあります。
食事の後はお肌の手入れにオリーブオイル
その他オリーブオイルの肌用化粧品は以下にも見られます。オリーブオイル はお肌に良いです。昔から使われている自然産物ですから、試してみることことに不安が無いのはよいですね。
おわりに
オリーブも農産物であり、野菜の一つなでしょう。それには人類が農業を始めた以来のノウハウが蓄積されているはずです。ここでは巷のオリーブに関する学問的情報を含むもっともらしい話を紹介しました。農産物であるオリーブが伝承してきた食材情報うぃ活かしてください。 似た農産物である野菜については、https://mutakowatch.com/vegetables2をご覧ください。