【 ワインの発祥と、飲料水補給農産物 】
ワインの誕生は5千年前と言われています。誕生の地はモルドバというルーマニアとウクライナに挟まれた地域(独立国)です。この地域は雨は少なく、地下水も乏しいので野菜・果実・穀物栽培に適さない土地がらです。TVで同国を紹介する風景見ると、森は少なく緑の乏しい土地です。ブドウだけが太陽の光を浴びて地下の僅かの水分を吸い上げて育ってくれている、それが5千年も続いているのです。 モルドバの市民の一人もワインは我々の大切な水と言ってました。
【 ワイン製造と長期保存 】
ワインの製造工程を無料画像を拝借して添付しました。ブドウを発酵させるジュース作りという印象ですね。注目して頂きたいのは水の添加がないことです。ウイスキーにしても日本酒にしても水を濃度調整に使いますので、製造拠点は良い水がとれるところになっています。
生水は短期間で腐ります。果実のジュースなどは日持ちがしますね。ワインのようにアルコール発酵させると防腐能力が高まり長期保存飲料となるのです。雨の少ない、伏流水や地下水の乏しいところの緊急時の保存飲料水としてワインは重要な地位を占めているのです。30年も前ですが、スペイン国境の町イルンからパリ行きの特急列車に乗りました。12時過ぎに子供連れが空き瓶を持ってゾロゾロ通路を歩いてきます。そのゾロゾロが戻ってきたら瓶はワインで満たされていました。列車内の昼食の飲料水として食堂車で分けて貰っているようで、純粋の水ではなく大人も子供もワインを飲料にしているのです。
【 ワイン取引の背景 】
2018年7月17日に日本とEUとの間のEPA(経済連携協定)が発効しました。
その前にTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が米国の脱退状態だが参加11ケ国
の批准が進んでいます。落ちぶれたとは言えGDP世界3位の日本と経済大国を抱える
EUと太平洋を取り巻く諸国との経済交流の自由化拡大の協定であり、自国主義に対
抗する歴史的成果である。
【 協定で関税がさがる、注目が農産物 】
これを機会に関税が低くなったりゼロになる欧州や太平洋諸国の農産品の輸入ムード
盛り上がっている。マスコミはオーストリアの牛肉やEUのチーズなどを騒ぎたてるが、
注目品はワインであろう。15%の関税が撤廃されるからEU諸国に加えニュージラン
ド、豪州、チリーなどが日本市場への参入を強めている。フランスやイタリーに加えチリーなどが強力な販促と値下げ販売を仕掛けている。チリなどは政権がかわりTPPの国会承認が得られるどうか分からないのに売り込みが激しい。でも安くても美味しい。
【 多種多様なワインから品評会優秀品を選ぼう 】
店頭には様々なワインが並んでいるが、初銘柄の評価は難しい。素人にとって味わいは試飲してみないと分からない。どうするか、飲み会で口にしたり友達の口コミを信じて試し飲みの投資をすることですね。そして高度な選択は品評会の金賞・銀賞受賞ワインを選ぶのを推奨したい。受賞品が口に合うとの保証はないが、そこそこ味はミートするであろうし、世間の言葉の評価と自分の舌・喉の評価能力との関係を知ることができる。ささやかな教養蓄積でもある。
【 ネット購入手配するのがお勧め 】
味見はどっちみち出来ないからネットで購入するのが当然廉価となる。ボトル一本買い
がネットでむずかしいので、友達と一括手配し分け合えばコストダウンになる。以下の京橋ワインさんの店はいろいろ試せる豊富な品揃えがあるのでワインに親しめると思いお勧めします。
ワインはフランスと信じて止まない方は最近開店したルーセントワインさんと接点を求められたらどうでしょう。掘り出しもののワイン在庫しているそうです。
【 ワインに合わせるレシピが何よりです。 】
ワインだけだと口寂しから肴が欠かせない。おいしいワインには美味しい肉やソーセージ更にチーズが常道でしょう。やっぱりワインの原産地の食材を早目に手配して楽しみましょう。以下の画像をクリックして散策して、これぞをちょっと試されたら如何でしょう。
食後はデザートですが、話がはずめばワインが続きましょうからそれに合わせたデザートがいりますね。ここではテリーヌを紹介します。いかがですか。
【 最後に一言 】
冒頭に紹介したように、ワインは飲料水を代替するものとして生み出したものです。日本は水が豊富な土地柄で飲料水の代替品を探求することはほとんどなかったんかったでしょう。世界の多くの地域では身体が求める水分をワインで供給してきたのです。だからこそ、キリスト教のミサではぶどう酒(ワイン)を神の恵みのしるしとしている。ガブ飲みして酔っぱらう代物扱いはしてほしくないですね。又高級・高価に悪乗りするのも品のないことですね。