はじめに
緑茶の効能を忘れてませんか! 漢方薬ほどではないが、健康に有効な成分を豊富に含む植物系飲料です。コーヒーやコーラ等よりは日本人が培った日本の健康飲料です。
緑茶含有のカテキンはコレステロールや体脂肪低下作用があると言われています。テアニンはリラックス作用があり、更に糖尿病発症リスク低減効果があるとの研究発表が最近九州大学から出されました。豊富なビタミンC、B2、Eやβカロチンは皮膚の健康や抗酸化作用があり、地中から吸収した各種ミネラルは必須ミネラルです。 5月は新茶が市場に登場します。新茶を楽しめます。お勧めは鹿児島の知覧茶です。
お茶の歴史と効用を少し
その歴史 そもそもお茶は中国が発祥。日本でも平安初期(815年)の『日本後記』には「嵯峨天皇に大僧都(だいそうず)の永忠が近江の梵釈寺において茶を煎じて奉った」と記述されている。臨済宗の開祖である栄西は日本初の茶の専門書「喫茶養生記」を著し、源氏の実朝に健康に良いと本書を献上したと吾妻鏡に記されている。
昨今の日本茶事情
「お茶」は言葉の響きがコーヒーより馴染まないようだが「抹茶」となると耳障りが良いこともあってか、大健闘である。それは抹茶アイスに始まり抹茶菓子から抹茶ケーキ、更には抹茶チョコレートなどなどコーヒー菓子など足元に及ばない大活躍である。抹茶も煎茶も烏龍茶ももとは同じ茶葉だから、茶葉産業の発展に繋がる。
農水省の統計によると茶畑が少しずつ減っているし、生産者も減少している。幸いにして生産性向上で茶葉の生産量は横ばいだが、農業復活には寂しい。消費を増やさねばと願うのである。
注目を浴び始めた緑茶の成分の一つテアニン
九州大学医学研究院の二宮利治教授の研究報告によると、緑茶のテアニンは体内でグルタミンとエチルアミンに分解するが、血中にエチルアミンの濃度が高いとエチルアミンを含まない人に比較し約30%糖尿病被患率が低いとのことである。更に糖尿病被患者はアルツハイマー型認知症へのなりやすさが約2倍になると教授は述べている(MYLOHAS編集部記事より)。
テアニン吸収には緑茶を一日に2~3杯が目安だと。テアニンは光に弱いので深蒸し茶や玉露など日光を避けて作られたかぶせ茶がお勧めです。
知覧茶のお勧め
お茶、煎茶は太陽ののひかりたっぷり浴びた茶葉
茶葉があって煎茶や抹茶がある。日本の大生産地は静岡と鹿児島の両県で、生産の5割超を占める。日本食のグローバル化で日本茶はダイエット効果を謳い、世界へも出ている。
どのお茶を楽しむか?!それは各人の好みだが、筆者の基本は「太陽の光」を多く吸収である。赤道に近い茶葉産地を良しとするが、沖縄に茶畑がほとんどない。北に上って鹿児島までくる。そうです、鹿児島茶知覧の茶をずっと嗜み満足してます。それが「知覧茶」です。の同好者が多いようです。
新茶 は5月はじめが本番 鹿児島県は日本本土の南端故にその年の茶摘みまでの必要日射量が一番早い、一番早く新茶を送り出してくれる。その年の気候にも影響を受けるだろうが、日射量の多さが甘みと濃さを生みだし、栄養成分も豊富と知覧茶ファンは信じてます。
5月12日母の日時点でアマゾンの「人気新茶」で知覧茶は上位
武家屋敷なども残る澄んだだ大気の知覧の地で育てられた知覧茶は強い人気があるのでしょう。ファンの一人としてうれしいことです。
おわりに
愛飲の知覧茶をお勧めしました。ご試飲ください。
コーヒーはコーヒー一杯で満足して席を外れる気分になれますが、お茶ではそれでは満たされない。コーヒーでも時にチーヅケーキ等何かが欲しいことがある。茶席の抹茶に茶菓子を添えられるのは人間の潜在的好みを定型化したものである。煎茶など日本茶などでも同じで、是非抹茶菓子やケーキと組合わせて日本茶を楽しんで欲しいですね。