わがマンションの自治会の世話人の話題で、真剣味が出るのはコロナ対策と災害対策意識の向上対策である。以下に降りかかる危機対策を訴えたい。
この自治会は阪神淡路大震災の直撃を受け、2018年の大阪北部地震や関空が冠水し閉鎖になった台風21号の被害を目の当たりにしてきた。だが、住人の意識と実践はあるべき姿とは程遠い。2019年9月9日の関東直撃台風15号では高圧鉄塔2本が倒壊し、2千本以上の電柱が折れ長期停電の発生は、明日のわが身を心配する機会になった。被災された皆々様にはお見舞いを申し上げます。
【 台風被害増大原因についての住民の理解と防備意識の脆弱さ 】
被害の実情と原因は暫時公表されるが、悪さはしばしば隠されるから全容は庶民に情報提供されにくい。身を守る側はそれでは困る。仮説を置いて行動計画を作る必要がる。それが以下である。
1.送電鉄塔や電信柱はドンドン倒れ、人手不足と熟練者の不足で停電復旧は遅れ、長期となる。
・ 電信柱に乗せる電線や光ケーブルが増えて風圧が増大しているが、電柱の補強は進んでない。
・ 電柱近傍の立樹は成長が早いが、立樹管理は遅れている。
2.長期停電の住民に与える負担
・ 水道がポンプ給水になっているので、水道が長期に止まる。
・ 時に下水が止まりトイレ排水が逆流する。下水処理場の非常電源の強弱に左右されるからだ。
3.戸立て住宅の屋根と瓦は飛ぶ。
4.地すべり、洪水は、堤防決壊は増大する。
【 地震の被害増大 】
1.建屋倒壊や液状化や山崩れによる土地崩壊と建屋崩壊は増大する。
2.ガス管水道管断絶に加え下水管崩壊も覚悟。下水処理場倒壊もあるべし。下水管は断層を横切っていると寸断されトイレが使用不能になる。阪神・淡路大震災では 被害は少なかった。プラスチック化されたガス管は切断が減少し、ガス供給の復旧は早い可能性が ある。
3.重い電線を上部に抱える電柱や鉄塔は倒壊と断線は台風同様に頻発する。変電所も被害を受けるから停電は避けられない。
4.高架の多い鉄道や道路の倒壊は不可避で、交通網は寸断を覚悟する。橋も随所で落ちるだろう。
[ 地震に特有な現象と対応 】
・ 台風には洪水があるが、地震には津波がある。これは逃げるしかない。
・ 予告なく襲来する。地震の大きさも予測できない。人間が作ったものは壊れるものである。
【 共通する弱み 】
・ 自治体や消防の支援はすぐには来ない。職員は遠隔地勤務が多く、消防署員数にも限度がある。よって食糧品や医療品は数日では届かないと覚悟する。
・ 結局は自衛隊の空を含む支援が頼りである。ただし、緊急物資の供給等は自治会等の登録組織が優先になる。日頃の公的地域コミュニテイー形成が欠かせない。
[[[ 以下は地震用の各戸用意すべき備品の一例す ]]]
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[[[ 災害後の最重要用品 ]]]
地震にしても台風にしても被災は日本のなかの一部地域に限定されるから、救援は何時か来る。水、食料、トイレ等は最少限の個人備蓄を活用できれば、被災後3~4日後には救援補給に依存できる。唯一問題は電気である。長期停電時には乾電池では光源としても3日も持たない。そうなると金銭負担が大きいが、太陽光発電か発電機能を保有する家庭用蓄電池が欲しい。マンションなんかは自家発電設備をなんとしても具備したい。上図はAC(150W 最大300W)/Type-C(PD60W)/USB QC3.0/DC出力対応 MPPTソーラーパネル充電 家庭用蓄電池 。車中泊 キャンプ 防災グッズ 停電対策用の一例である。以下も同様の蓄電池である。
【 各人、各家庭が用意する最低のことを認識共有 】
・ 取り合えずスマホが充電できる程度の発電機を自治会費から購入しよう。
・ 屋上や近隣の戸建ての屋根がやられるからブルーシートを備蓄。
・ 各人用の簡易トイレパックの備蓄。高齢者や幼児のいる家庭は使い捨て「おしめ」も。
・ スマホ用充電池、電池、懐中電池は常備
・ 各人が当然水のペットボトルパック、ガスボンベとガスコンロを備蓄
[[[ 以下は備品のネット販売事例です ]]]
是非何かを手配し始めよう。災害が起きたら、無ければ泣くだけになる。簡易トイレぐらいは常備すべきでしょう。使えます!
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[[[[ その他多種多様な備蓄用品は以下のサイトを探索すると参考になります ]]]]
沢山ありますが、見落としているものを埋めてください http
[[[[ 難儀は電源選びと冷蔵庫 ]]]]
冷蔵庫・冷凍庫にあるものは災害時の食料調達がストップした時の最大の「癒し」の源泉になる。ところが、起動する時に結構な電力を消費する。マンションなどで共用として用意したものでも、一斉に起動するとパンクする。ショックである。やっぱり各家庭のベランダに燃料共々起動消費電力に対応する発電機を持っておきたいものである。但し燃料保管は消防法の規制があります。事前チェックを。
日本も既存原発が動かないと電力危機が起こりかねないし、2021年末や2022年春先には節電警報が出ている。
主要家電製品の起動電力概算表を以下に示す。参考にして自家発電機を手配願いたい。
起動電力の目安:消費電力の2.1~4倍起動電力の目安(W)
・・・・・・・・・・・消費電力 起動電力
家庭用冷蔵庫(小型) 100W 400W
小型クーラー 200W 800W
家庭用冷蔵庫(大型) 250W 1,000W
冷蔵庫は家庭内の中核家電です。買う買わないは別にして、以下に並べる冷蔵庫画像をクリックして冷蔵庫の技術的実体をある程度頭に入れておいて頂きたいと思います。