昨年から本年に掛けて、米の売り惜しみ在庫積み上げが原因らしい米の店頭不足と高値、天候不順が主因と言われる菜っ葉類野菜の高騰で社会の不穏が積みあがった。令和の食料飢饉を思わせる世情だが、庶民はおとなしく耐えているようにみえるが、それではいけない。 健康の基本である野菜を守り、野菜に感謝し、食卓を豊かにしよう。 食料、野菜飢饉は起こりうるのだとの認識に思いを馳せ、原点でもあるSDGsに立ち返った対処が必要でしょう。もう野菜嫌いなど言ってはいられない時の流れにあるです。
キー食料である野菜をどう扱っているのだろうか
野菜を人間の健康維持食材として、毎日350gr/日は食べなさいとは厚労省のお達しだが、日本では未だ実現していない。米国民は健康食材としての摂取量では日本を凌駕している。 厚労省の統計によると日本の家庭の野菜廃棄率は47.7%だそうである。約9%は過剰除去(皮むきや切り捨て)だが、残りは腐らせたり、余らせて廃棄したり、食べ残したりである。いずれもSDGs精神にはミートしていない。更に生産地での廃棄率は6%で、恰好が悪いや、箱に収まらないで消費につながらず廃棄される。いずれにしても、食卓でも物流でもムダ除去が未だ充分とり組まれていないようだ。
野菜のムダ廃棄活動をの芽を育てよう。
その1.新鮮な有機低農薬野菜を売り物にしているRadish Boyaさんがあります。以下紹介するように「ふぞろい食材」の紹介を正面から打ち出しています。野菜の仲介業者が買い取らず、廃棄の運命になりがちで、なかみはレッキとした野菜です。このビジネスモデルはSDGs的です。応援したいです。

その2.私の鍋物用野菜のSDGs貢献型と自任する調達法の紹介です。二人所帯で、牡蠣鍋や豚シャブの食材準備は小口・少量となるため、余りをださないように調達することが大変です。自分で野菜の冷凍保管する技術もないので、余り品廃棄が出てしまいます。 そこに見かけたのが、イオン系のスーパー店での鍋用野菜350grパッケージです。中身は標準レシピの野菜が標準サイズで切り刻んであります。350grと厚労省の指導量になっていますから、わが身にはまことに好都合で、鍋に放り込んで味付けすれば即食べられます。 素材段階も、消費の時点でもほとんど廃棄は発生しないでしょう。この種の知恵を出し合って年間200万Tといわれる規格外野菜廃棄を撲滅したいものです。
野菜廃棄削減に消費者も気配り、自まい主義を少し緩和を
令和の米騒動や野菜価格のインフレーションに襲われ、食材の廃棄物削減に行政も少しは本腰を上げているようです。規制の一部緩和など具体的行動も見られ、食材サプライチェンに関わる民間業者への監視も強めている。SDGs活動の低迷への「活」でもある。 消費者も流通システムの活用で食材ムダ削減に協力したい。野菜を採取した状態で店頭で入手し、家庭で加工料理すると、端材や物流費が増大する。ならば、時に我慢して料理済みの惣菜で食卓を飾ることを実践することを提案します。ここでは、冷凍惣菜などの供給ネットワークと食材手配先を持つ生協をご活用頂くことが一つの提案となります。
終わりに
日本人が平均して野菜の摂取量が健康基準量を満たしていないので、野菜のレシピをいろいろ紹介してきました。このサイトは野菜の廃棄率改善に動く事業者を紹介し、食べるだけが消費者であってはならないことを発信したつもりです。 野菜廃棄率はSDGsの課題であるが、廃棄物量減量はこの国で顕在化している廃棄物処理インフラ危機対応の課題でもある。令和の米騒動や野菜インフレ騒動を機会に野菜廃棄率低減、ひいては我が国の食料自給率改善課題を考える機会となれば幸いである。