マイクロソフトWindowsのWindows10への集約が進み、今はWindows11になっている。新型コロナウイルス蔓延影響もあってPCメーカーは一時的と思いながら活況を迎えている。勿論量を追うばかりでなく、モデルチェンジ製品である新世代ノートPCに新技術を乗せている。一方5G通信網の登場にスマホ環境も新段階に入り、スマホの高機能化も激しい。
【 5G環境と映像 】
大容量・高速データ伝送の5Gでは、スマホもPCも同じように高速情報交換ができる。クラウドもあるから膨大な情報ファイルを保存し、高速で出し入れができることになる。テレビ放送の映像予定に従う発信機能では消費者の自由選択を制約するから、Utubeのようにネット上の映像を自由に選択する方向に向かう。スマホで受けた映像をTV画像に転送すれば、従来のTV放送同様に画像を楽しめる。広告映像もTV番組に乗せる必要は無くなっていくから、TV放送局の多くは不要となるかもしれない。
【 ノートPCが対抗する 】
15型を中心画面サイズとするノートPCは多機能ではあるが、持ち歩きにはかさばるし、重いこともあって街中ではスマホに後塵を拝していた。ここにきて、バッテリーやCPUが高性能化し、HDDに代わって高速化したSSDが本格的活用され、それら技術を活かした新世代ノートPCが普及し始めている。軽くて、薄くて画面は繊細化し、一部有機EL画面も登場している。こうなると、多くの画像を大画面で楽しめ、スマホと対抗できると新世代ノートPCは胸を張ることができる。
新世代ノートPCの進化している点を補足すると、
◇ すっかり軽くなり800grレベルも出現し、1kgは標準水準化している
◇ CPUも高性能化し8Gが標準、コアー数も4~6と増加。アプリの分散処理が可能
◇ タッチパネル化し、絵描き機能を備え、キーボードが分離できるものも出ている
キーワードとして登場したのが「2in1パソコン」、活用領域拡げている。例えば、土木工事現場のデータ採取や設計図との対比や建築作業現場での現地進捗記録と本部への報告、更には住宅の販促案内などなど。
【 改めて2in1PC 】
PCとスマホの中間で持ち歩きができて、キーボードを畳んだり取り外してタブレットのタッチデイスプレイで本格ノートパソコンに匹敵する性能で使用できる。文字入力を多用する場面にはキーボードで入力する。ウエブ閲覧やメデイア視聴の時はキーボードを省いて操作する。このタブレットとモバイルPCを一体にしたものを2in1PCと呼び急速普及している。
目指す領域がモバイルPCであるが、この画面サイズ概ね13型でモバイルPCとしてが急速に性能を向上させ需要を拡大してます。このトレンドはまさに技術の進歩が背景にあります。
「2in1PC」にもキーボードと液晶画面でタッチパネルとの関係で概ね三種類ある。基本的な性能の分類ではないが、使い勝手には影響するので、以下紹介しておく。
◇ コンバーチブル型 キーボードと液晶部分は引っ付いているが、接続連結部分に工夫がありノートPCの状態やキーボードを隠してタブレット状態にできる。一番人気はあるが、二個が一体なので嵩張り感は否めない。
◇ セパレート型 双方の連結部でスライド液晶部分を分離できる。CPUが液晶側にあり、窮屈に収められている為か性能の発揮がコンバーチブル型より劣る感じはする。液晶部分を分離すればタブレットそのものである。何故かあまり人気はない。
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【 モバイル性の本格PC 】
大量のデータやシミュレータを扱う方はPCを持ち歩きが多く、2in1タイプでは物足らないビジネスマンが少なくないでしょう。PCはLi電池の寿命と性能向上でスマホ並に持続能力が出るようになっています。それと相まってCPUの性能が一層向上し高速化しながら発熱を抑え省エネして電池の負担を軽減しています。軽量化に大きく貢献するのはストーレッジ記憶装置が機械式HDから半導体式SSDに置き換わったことです。以上の総合化によりPCが軽量化、堅牢化、薄肉化が可能となりタブレット対抗でモバイル性豊かな本格PCを入手出来るようになっています。 以下筆者の推奨する国産モバイル性豊かな高性能PCを紹介します。
1. 富士通 モバイルパソコン
・ CPU:インテル Core i7-1165G7 プロセッサー(4コア/8スレッド/最大4.70GHz)
・メモリ:16GB[オンボード/交換不可][デュアルチャネル対応] / SSD:約512GB /
・ディスプレイ:13.3型ワイド フルHD[1920×1080] タッチ非対応 ノングレア液晶 / 拡張I/F:HDMI出力×1、USB3.2(Gen2)Type-C×2、USB3.2(Gen1)Type-A×2、有線LAN(RJ-45)/ 無線通信:Wi-Fi6(IEEE 802.11ax(2.4Gbps)対応)+IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax準拠、MU-MIMO対応+Bluetooth v5.1準拠)
・外形寸法(幅×奥行×高さ):307×197×15.5mm / 本体質量:約634g~ / バッテリ駆動時間:約11時間(JEITA 2.0) / Office Home and Business 2021
2.NECモバイルパソコン 。
・ プロセッサー:インテル Core i5-10210U 1.60 GHz)
・ メモリ:8GB(オンボード 8GB) デュアルチャネル対応/最大容量 8GB*1、SSD:約256GB SSD/BD/DVD/CD
・ディスプレイ:13.3型ワイド LED IPS液晶(ノングレアフルHD)*2
・外部インターフェイス:USB 3.1(Type-C)×1*3、USB 3.0(Type-C)×1*4(USB Power Delivery 3.0対応、ACアダプタの接続ポートを兼用、DisplayPort出力機能付き)、USB 3.1(Type-A)×1 (パワーオフUSB充電機能付き*5)、HDMI出力端子×1、microSDメモリーカード (microSDHCメモリーカード、microSDXCメモリーカード)スロット×1*6、Webカメラ/マイク:HD解像度(720p)対応カメラ、有効画素数92万画素/ステレオマイク内蔵
・外形寸法(幅×奥行×高さ):21.6 x 30.72 x 1.67 cm / 本体質量 842 g
3.パナソニックモバイルパソコン
・SIMフリー(LTE)、光学ドライブではブルーレイに対応。第11世代インテルCorei7 CPUに16GBメモリ
・Intel Corei7-1165G7 CPU、メモリ16GB、SSD 512GB、12.1型WUXGA液晶ノートパソコン(最大解像度 1920×1200・非光沢)、重さ約1.169kg、バッテリー駆動時間最大約19.5時間
・ブルーレイドライブ搭載、高速無線LAN IEEE802.11 ax/ac/a/b/g/n Wi-Fi6対応、Bluetooth5.1、顔認証対応webカメラ、指紋センサー
・主なI/F:USB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt4対応、USB Power Delivery対応)、USB3.0 ×3、LANx1、 VGAx1、HDMI出力端子、nanoSIMスロット(LTE対応)
以上の国産系では富士通のものがお勧めですね。ノートPCではパナソニックが一番歴史が長くファンも多いですが、お値段がハンデイでしょうか。指摘したいのは、PCを構成する多くの部品は専門の業者から集められてきています。従ってPC基本性能は各社間で大きな差はでません。グローバルな取引が行われますので、各国製の製品格差は大きなものではありません。国内メーカーより生産規模の大きいメーカー多数あります。
アマゾンのモバイルパソコンのサイト「 https://amzn.to/38z6sel 」に入られて散策される、目を深めてください。
【 テレワークの息抜きには4Kプロジェクターで息抜き 】 小さいPC画像と長時間にらめっこしていると目のみならず、身体全体が疲れます。うたた寝休憩がお勧めですが、脳の活性化には仕事以外の刺激が要りますね。音楽もあります、更に大画面の画像も変化の刺激になります。
ということで、4Kプロジェクターを4機種紹介しておきます。左からアマゾンの7月初旬の売れ筋順です。お勧めです。
テレワークには大型画面が必要になりますね。