テレワークが普及すると、インクジェットプリンタ―の稼動頻度が増加します。プリンターには給紙機能があり、それは機械部品で構成されています。機械部品というのは摩耗・変形・破損をするものです。湿度や温度の影響も受けます。要するに作動時間が重なると劣化していきます。経年劣化し突然に紙詰りなどのアクシデントが起こります(右図)。従って、劣化する部品を定期的に交換するか全体を更新しなければ安寧な作動が続けられません。インクカートリッジも形式が古くなると値上がりしがちです。
製品価格も随分低下してますし、モデルチェンジでの機能変更も多く無い成熟した製品です。最新モデルを追い回す必要はないです。
一次レーザープリンターも持てはやされましたが、今やインクジェットプリンターが基本になりました。 以下インクジェットプリンターの概要説明と更新のお勧めです。
【 目次 】
・ インクジェットプリンター(以下プリンター)の基本仕様
・ プリンターの性能考察
・ 手配の方法 ・ 変わったプリンター
【 プリンターの基本仕様 】
パソコンの付属品として使う市販のプリンターの多くはインクジェット噴射式です。噴射ノズルや顔料・染料合成は超精密技術で成り立っていますが、今や成熟したレベルにに達しつつあります。決めなくていけない製品仕様は概ね以下のようになります。
1.出力タイプ; 用紙サイズ(A4かA3か)、インクカートリッジ数
2.基本付属機能; コピー機能、スキャナー機能、写真印刷機能、FAX機能
3.プリント特殊機能; LAN機能、給紙段数、両面印刷機能、FAX機能 以上の仕様を全て備えたプリンターを複合機と呼んでいます。
基本仕様は購入者がきめますが、それ以外で配慮すべきことを以下に列記します。
1.価格とそして新品か中古品か
1、2年程度の旧モデルの性能は、大きな仕様上の差がなければ最新モデルと大差ありません。中古品は使用時間記録が無いと摩耗部品の品質や印刷品質の判定が難しいので、お勧めしません。
2、インクカートリッジ数(4色と6色)
色の種類が増えれば製品価格も運転費用も増大します。色数は写真の美零度に現れるのですが、素人には判定が難しいです。少なくともビジネスには4色で充分です。
3.インク補給
ここではインクをメーカ製作のカートリッジを使う方式に絞って話を進めています。なお、互換カートリッジの廉価品がありますが、あまりお勧めしません。顔料・染料とノズルとの相性あるようで、ノズルクリーナーで対処できない異常に遭遇することがあります。
他にインクタンク補給方式もあります。製品か価格は高くなりますが、カラー印刷を一日に何千枚も行うようであれば、インクの消耗速度が早くなりますからタンク式が良いでしょう。
4.印刷速度
多数枚印刷をしなければ、速度に拘らず安定且つ美麗印刷を心掛けるべきでしょう。ましてや、裏紙印刷をすることがあるべしなら、高速印刷では紙送りの紙詰りの要因を増やしますので、心しておかねばなりません。
5.用紙はA3かA4か 写真印刷、広告ビラ等の印刷にA3用紙印刷用のプリンターをお求めなら、カラーも5~6色になりますし、印刷速度もA4用よりも速くせねばなりません。大は小を兼ねて便利ですが、初期費用や運転費用をを考えここではA4サイズプリンターに絞ります。
6.メーカー選択
国内メーカー(生産は各社とも海外)はエプソン、キャノン、Brotherです。セイコーがエプソンで先行しましたが、今や性能の差を見分けることは素人には難しいです。A3サイズのカラー写真を企図されているなら老舗の前二社の製品から選んでください。 以下がアマゾンの展示サイトの一例です。旧モデルも混在してますが、日常的に使われるならこのなかから選ばられるのが良いと思います。最近は量販店でも現品が並んでるだけで、丁寧な応対が期待できませんからね。 プリンターアマゾンサイトhttps://amzn.to/4cQg7sO
【 お勧めポータブルA4サイズプリンター 】
A4の5色のインクジェットプリンターです。お客さんのところ出てる時の咄嗟の説明資料をノートパソコンやipad からダウンロードしての資料提供に使えますね。銀行や証券会社では金融商品の個別売買商談の時に参考資料提供時にこのプリンター使ってますね。 A4ポータブルプリンターアマゾンサイトhttps://amzn.to/3XVDX21